池田一彦さん74歳。
広島県鞆の浦に在住し、朝鮮通信使を研究されてきた歴史学者。
朝鮮通信使には学ぶことがいっぱいあるのに、日本ではほとんど知られてない。
「悲しいことだ!」と声をつまらせました。
日本で、知られないことに二つ原因があるとのこと。
1.大学に「朝鮮通信使講座」がないこと。
2.朝鮮通信使についての日本側文献が少なく、朝鮮の歴史書は韓詩文で古文書のため読解困難なこと。
「私は朝鮮通信使の古文書を、日本で”重要文化財”に指定されることを夢にしている」
写真の中で、私が池田さんの両肩に置いた手に力がこもっています。
私の精一杯の気持ちの表れです。
近いうちに、もう一度取材に行きます。
金住則行