平成プロジェクトが宣伝＆上映支援を行っている三國連太郎１８６本目の主演映画「北辰斜（ななめ）にさすところ」（神山征二郎監督）が２２日公開された。今も次々に舞い込む出演依頼の大半を断っている三國さんの考える究極の俳優像は「自己顕示欲を消し去ること」だという。
この日、東京・新宿のシネマスクエアとうきゅうの初回上映前に行われた初日舞台挨拶は立ち見客もあふれる盛況ぶり。出征経験のある三國さんは「遺骨が帰ってこなかった人たちの魂、その気持ちをくみ取って演じたつもり」。
タイトルにもなっている旧制七高（現鹿児島大）の寮歌「北辰斜に」を熱唱するなど威勢のいい学生を演じた緒形直人（４０）は「１１歳になる息子も太平洋戦争を学ぶようになった。ぜひ見せたい」と若い世代が見ることを願った。
映画は、来年1月25日まで上映予定。お早めにご覧下さい。
シネマスクエア東急（０３－３２０２－１１８９）
九州・大阪・京都・神戸・北海道・名古屋は２００８年１月公開、正月第２弾ロードショー
【映画広報関連ＴＶ番組・雑誌紹介】
●12月26日（水）
「生活ほっとモーニング」NHK綜合 ８：３０～再放送
三國連太郎さんと日野原重明先生のロング対談で 映画紹介。
同日発売週刊文春 ・ 週刊新潮の映画欄に紹介。
※写真は、公開前日に行われた 映画応援講談会で熱演する講談師 太平洋
演題は映画にちなんだ創作講談「旧制高等学校の青春」
『ハチ公物語』『草の乱』の神山征二郎監督、最新作！
伝えたい志がある。
残したい想いがある。
旧制高校生の熱き日々と、それを引き裂く戦争…。激動の時代を生きた青春群像!!
「馬鹿の天才になれ!」あの破天荒な先輩はそう諭してくれた。旧制高校。その思い出は、いまも尽きない･･･。
旧制高校の制度が廃止されてから半世紀。それでも、あの熱きロマンチシズムは語りつづられ、いまも忘れ去られることはない。『北辰(ほくしん)斜(ななめ)にさすところ』は、戦禍による永遠の決別を挟みながらも、旧制高校で学んだ学友たちの在りし日と現在の姿を交互に描く群像ドラマである。50余年の歳月を経て、旧制高校生の奔放な躍動がスクリーンに甦る。主演は、自身も中国への出征経験を持つ名優・三國連太郎。そして、緒形直人、林隆三、坂上二郎、佐々木愛ら日本を代表する俳優陣が出演。本作は、現代の学校教育に疑問を抱いた弁護士・廣田稔が発起人となり、この映画化に賛同し支援する多くの人々の出資金・協賛金によって製作された。
宣伝：ライスタウンカンパニー 配給：東京テアトル
●「北辰斜めにさすところ」公式サイト
http://www.hokushin-naname.jp/
●平成プロジェクトにて全国共通鑑賞券1300円(税込)を発売しております。（当日一般1800円のところ）ご希望の方はお問い合わせフォームにてご連絡ください。
