映画「バカ塗りの娘」
鶴岡慧子監督 芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞
文化庁が主催する令和5年度(第74回)の芸術選奨受賞者が発表され、 鶴岡慧子監督が芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞しました。
令和5年度(第74回)芸術選奨文部科学大臣新人賞 贈賞理由よりおよそ400年前から変わらず、バカ丁寧に48工程の手間をかけて生み出される漆器(しっき)「津軽塗」は「バカ塗り」と呼ばれる。この伝統工芸を継ごうとする娘をじっと見つめる
映画「バカ塗りの娘」では、鶴岡慧子氏の胆力に感服させられるとともに、映画もまた、手間暇かかる、人の手による創作物であることに改めて気付かされる。130年に迫る歴史と社会的地位の変遷から、昨今映画は「伝統芸能」と呼ばれたりもするが、どっしりと揺るがず伝統を継ぐ氏への期待は高まる。
鶴岡慧子監督からのコメント
この度の芸術選奨新人賞受賞は、「バカ塗りの娘」という映画を一緒に作った素晴らしい仲間たちとのコラボレーションの成果です。映画を作る人々の知恵や技、創造性に、私自身いつも感動しています。映画づくりの面白さ、人と一緒にものづくりをする素晴らしさを、これからも探究していきたいと思います。
令和5年度(第74回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の決定について(外部リンク:文化庁)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/94011601.html
鶴岡慧子プロフィール
https://www.kobe-du.ac.jp/faculty_member/k-tsuruoka/