「スパイを愛した女たち リヒャルト・ゾルゲ」の完成披露試写会が、ゾルゲの命日11月7日(月)に、ロシア大使館で行われた。出演者であり故・中丸シオンさんの実父でもある中丸新将(73)、ゾルゲを追い詰める憲兵役の山本修夢(51)が、超満席の観客に向けて登壇を行った。
冒頭、まもなく退任されるミハイル・ガルージン駐日ロシア大使から挨拶。
「ナチスと戦い、勝利に貢献をしたゾルゲの優れた活動を物語る本作が、いま制作され上映されるのは偶然ではなく、日露の相互理解になると思う。」
山本氏はゾルゲについて「昨日、多磨霊園のゾルゲの墓に行き、今日の上映を一緒に見てくださいと伝えてきた、ゾルゲと花子は見てくれていると思いますし、中丸シオンさんも一緒に見てくれていると思います。」
中丸氏は「娘は、日本での上映を一番待ち焦がれていたので、笑っているシオンが隣で見ていると思います。娘は幸せ者だと思います。」と、強く語った。